手紙

手紙

犬のうるさい鳴き声に悩まされた私は、不動産管理会社に連絡してみました。
近所の犬の鳴き声がうるさい、ということを相談してみたのです。

その結果、同じマンションやアパートに住む住人や飼っているペットがうるさい場合は、管理人やオーナーが注意できるけど、他の家のことは注意できない、ということでした。
まぁ、当たり前ですね。
一応、「近所の人と相談して注意してもらっては?」というアドバイスはいただけました。

そして、よく考えた結果、私は犬の鳴き声で悩んでいることを素直に手紙に書いて、ポストに投函することにしました。
手紙に書いた内容は、以下のようなことです。

・お宅で飼っている犬が早朝や深夜にうるさく吠えていること
・その鳴き声で、早朝や深夜に起こされてしまうこと
・○月○日の何時何分に起こされた、ということをたっぷり箇条書き
・睡眠不足が仕事や生活に支障をきたしていること
・きちんと犬のしつけをして欲しいこと
・近所の方も迷惑していること
・改善されない場合は、困っている近所の人たちと相談して、然るべき対応を取ること

これらを率直に丁寧な言葉で書きました。
そして、その家のポストに投函しておきました。

後日、その家をたまたま見た時、飼い主が犬のしつけをしている風景を目にしました。
これには本当に驚きました。
「やればできるじゃん」って思いました。
「何でそれを最初からやってくれなかったんだよ〜」とも思いました。

でも、そのおかげで、今まで吠えたら吠えっぱなしだった犬が、早朝や深夜に吠えなくなったのです。
この瞬間はとてもうれしく、気分も晴れ晴れしました。
これ以来、私は犬の鳴き声に悩まされなくなりました。

やっぱり、近所の人と相談する、というのは効果的だったのでしょう。
誰でも、悪い噂が立ってしまうのは嫌ですからね。