経皮毒の原因 | 経皮毒ガイド

経皮毒の原因

化学物質は日常生活の中では、ごく当たり前に使われています。
例えば食料品、家具、薬、様々な器具など。

暮らしが便利になるにつれて、作り出されてきた化学物質は現在、8万種類以上もあります。
全てが有害になるわけではありませんが、全ての化学物質の人体への影響を完全に把握するのはとても困難。

現在では、有害化学物質は1,500種類以上あるとされています。
有名なものでは「アスベスト」「ホルムアルデヒド」などがあります。
人体に悪影響を及ぼすものが有害化学物質であり、経皮毒性のある化学物質もそれに含まれます。
そして、シャンプーやリンス、洗剤、クレンジング剤、洗顔用品、整髪料、殺虫剤などに含まれている「合成界面活性剤」が、経皮毒と大きく関わっているのです。

合成界面活性剤とは、日用品によく使われている水と油を混ぜ合わせる乳化作用のある成分。
油汚れを落とすという乳化作用があるので、多くの製品に合成界面活性剤が使われています。

しかし、この作用が細胞膜や皮膚組織を破壊するため、手荒れやひび割れの原因になります。
血液に入ると赤血球を破壊してしまうので、酸素を運ぶ能力が低下し、貧血になってしまいます。
肝臓の細胞組織が破壊されれば機能障害を引き起こしますし、生殖機能へ影響を及ぼす可能性もあります。
このように、合成界面活性剤は経皮毒になりうる物質であり、合成界面活性剤と一緒に溶解剤を使用すると、角質層が洗い流されてしまい経皮毒をさらに受けやすくなるので、注意が必要です。